北九州湯川病院について
院長ごあいさつ
北九州湯川病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
はじめまして、令和7年4月1日より北九州総合病院から北九州湯川病院へ移動となりました高水間(こうずま)亮治と申します。6月1日をもちまして永島前院長より院長職を引き継ぎました。
北九州病院グループへは14年前に入職しましたが、前任地では急性期疾患を主に診療しておりました。高度な治療を行う急性期病院の在院日数(入院期間)はどんどん短くなってくる一方、まだ医療や介護が必要で、自宅には直接退院できない患者さんが数多くおられるのを目の当たりにしてきました。高齢化の進展が急速に進む我が国において、今後医療・介護の必要度が高く、療養生活が長期に及ぶ高齢者の増加が見込まれます。こういう方々の受け皿になり退院まで支援し、必要であれば長期の療養・介護を提供するのが慢性期病院や介護医療院などの役割だと思われます。
当院は地域一般病床 42床、療養病床120床、障害者病床60床を有し、介護医療院96床を併設しています。またそれぞれに21床の個室も準備しております。現在北九州市全域および京築地区の病院から患者さんの入院を積極的にお受けするほか、介護施設や在宅療養支援診療所などから入院での医療が必要となった患者さんも数多く受け入れております。 医師、看護師のみならず、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士や放射線技師、管理栄養士等の多種職が患者さんのADL(日常生活動作)の維持、向上を目標とし多職種が協同して治療・療養に関わっております。さらに退院後、在宅での生活の不安を解消できるよう医療ソーシャルワーカーや医療事務員が細やかな対応をしております。
厚生労働省は高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。高齢化社会の中で世帯が抱える課題が多様化する中、治療を必要とする患者さんのみならず、家族も含めて社会全体で医療を支えていく地域包括ケアシステムを整えていく必要があると感じています。 どうぞお気軽にご連絡、ご相談ください。皆様とともに北九州・京築地域の医療を支えてまいりましょう。
北九州湯川病院
院長 高水間 亮治