北九州宗像中央病院について

院長のご挨拶

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 新年度を迎えるにあたりご挨拶を申し上げます。

 はじめに年初に発生した令和6年能登半島地震で被災された皆様へお見舞い申し上げます。行政をはじめとして多くの方々の尽力により復興も進んでいるようですが、まだまだ自宅に戻ることのできない方が多くおられる現実があり一刻も早く生活の場が再建されることを願っています。

 当院の前身である北九州津屋崎病院は建造より60年余が経ち老朽化したため2019年9月に現在の宗像市稲元に新築移転いたしました。現病院の建築にあたっては2005年の福岡県西方沖地震の経験などを踏まえて災害に強い病院を念頭において設計・施工いたしました。
今後も防災訓練などを通じて安全対策にはさらに強化を図ってまいります。

 当院は地域医療構想において慢性期の機能を担っています。病棟としては回復期リハビリテーション病棟・一般病棟・障がい者病棟・医療療養病棟があります。2021年9月には、急性疾患にかかられたのち在宅復帰を目指されている方へリハビリテーションを提供するための回復期病棟をそれまでの30床から56床に増床いたしましたが、おかげさまで現在までほぼ満床の状況となっています。職員一同、患者さんの早期在宅復帰を目指して日々努力を続けているところです。

 さて新型コロナ感染症のパンデミックに際しましては、心ならずも面会制限などでご家族の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。長年のご協力には大変感謝しております。最近では重症化することはまれになったとはいえ、ご高齢の方々にとってはまだまだ気を付けなければならない感染症であり、これからも皆様のご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。

 現在まで地域における慢性期医療を支える後方型支援病院としての機能を果たしてまいりましたが、これからも引き続き地域の皆様に安心してご利用いただけるように、患者さまには心が和む快適な環境を提供できますよう、職員一同更に邁進してまいります。

 引き続き、皆様のご支援をいただきますようよろしくお願いいたします。

令和6年4月1日
北九州宗像中央病院
院長 宮﨑 正之

北九州宗像中央病院
〒811-3406 福岡県宗像市稲元二丁目2番5号