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放射線科

放射線科全般

特徴

中央診療部門として多くの最先端の装置を有し、画像診断全般や放射線治療を担当しています。

当院放射線科では、CT・MRI検査、核医学検査などの画像情報を解析し、評価・診断する"画像診断"とインターベンショナルラジオロジー(画像ガイド下の低侵襲治療)"IVR"、X線・電子線などの放射線エネルギーを利用して腫瘍の治療を行う"放射線治療"を行っています。
医療事故防止のため二重、三重のチェック機構が求められていますが、例えば放射線科の読影レポートと各臨床科主治医の読影による二重チェックは誤診や見逃しを防ぐ上で重要な役割を果たしています。放射線科はほとんど全ての臨床科と密接な関連がありますので、その特徴を生かしながら、質の高い地域医療連携の実現に貢献していきたいと考えています。

診療科の特徴はこちらをご覧ください
  
31放射線科1(2019).pdf

診療内容

1) 画像診断

単純X線撮影、消化管造影検査、CT検査、MRI検査、血管造影検査、核医学検査について入院・外来の患者さんの検査と読影を行い、読影結果を主治医に報告書として届けています。
病診連携の一環として、地域医療機関さまから検査依頼がある場合、フリーダイアル患者支援センター直通(0120-86-4199)にお電話ください。(外来では施行できない検査もありますので、お電話にてご確認ください)

2) IVR部門

血管性病変やがん治療などの分野で有効性を発揮しています。
具体的には腫瘍に対する抗癌剤動注療法や動脈塞栓術、血管閉塞性病変に対する血栓溶解術、血管形成術、ステント挿入などがあります。

3) 放射線治療部門

リニアック放射線治療装置を備え、全身の悪性腫瘍を主な対象として、正常組織になるべく障害を与えず病変の制御率を向上させるため、三次元治療計画など最新技術に基づいた高度な治療を行っています。

当院に設置された東芝製リニアック治療装置は、病変のみに照射野を絞ることができるマルチリーフ機能を持ち、3次元放射線治療が可能です。患者さん個々の病状に合わせた、最良の放射線治療を提供していきます。

専門的な治療内容

放射線診断

CTやMRIの登場をはじめとして、この20-30年の画像診断技術の発展はめざましく、画像診断の果たす役割は著しく拡大しています。
放射線診断部門では最新の画像診断法を駆使して高度先端医療を行うとともに、全身各部位について従来の単純X線を用いた放射線診断も行っています。撮影された画像は高精細モニタを用いて読影を行い、的確な診断が得られるように画像処理法や画像表示法を工夫しながら画像診断報告書を作成しています。
また、各診療科とのカンファレンスで画像所見を解説することや担当主治医からの画像についての質問に答えることも私たちの重要な仕事と考えています。

単純X線

最も歴史のある画像診断法ですが、今なお画像診断の基本となる重要な検査です。
当科では胸部、腹部、骨、関節をはじめとする幅広い領域の単純X線を読影して、診療各科の依頼に対して画像診断報告書を作成しています。

造影X線検査

食道、胃、十二指腸、小腸、大腸などの検査ではバリウムと空気(発泡剤)を飲み込んだり、チューブ(ゾンデ)から注入したりして検査を行います。

CT検査

人体に様々な方向からX線を照射し、透過したX線をコンピュータで解析することで、あらゆる体の部位の断層画像が得られる装置です。CTの登場は放射線診断の画期的な向上をもたらしましたが、さらに近年ではマルチスライスCTが開発され、緻密で高精度な画像を短い時間で撮影できるようになりました。
当科でも320列CTが導入され、短時間に広範囲の画像を撮影することが可能となりました。この装置の細かい体軸方向分解能が得られる利点を生かして、視覚的にわかりやすい立体画像の作成や診断精度向上のための再構成画像の作成も行っています。
また、画像診断のみでなく、CTを利用した生検や手術を援助するマーキングなども行っています。

MRI検査

大きな磁石と電磁波を使用することで人体の断層画像を得る診断装置です。体のどの方向からでも断層画像を撮影することができます。
MRIでは撮影条件を変えることにより様々な異なった画像を得ることができますが、できるだけ的確な病変の質的診断や広がり診断が得られるように複数の撮像法を組み合わせて診断しています。血管を選択的に描出するMRアンジオグラフィや胆嚢、胆管、膵管を非侵襲的に描出するMRCPなども日常的に撮像されています。

モニタ診断および読影レポーティングシステム

医用画像を保管、転送するシステム(PACS)の普及、ネットワークの高速化、単純X線撮影のデジタル化が進んだことなどによりモニタ診断が拡大しています。
放射線診断部門では今後も増え続ける画像を管理運営するために放射線画像の診断所見を電子保存できるシステムを構築し、高精細モニタを用いて読影しています。
また、読影レポーティングシステムについてはレポーティングソフトウエアと画像ビューアが相互に連携する画像診断報告書システムが導入され、シェーマやキー画像を用いたレポート作成ができるシステムとなりました。

核医学検査

放射線を放出する少量の薬剤(放射性医薬品という)を静脈より注射し、体内の放射性医薬品がどのような分布をとっているかを画像にして、評価しています。
多くの場合、20~30分間横になっている間に検査が終わってしまうため、患者さんにとって苦痛の少ない検査となっています。

主な核医学検査

心筋血流シンチにおけるQGS解析や脳血流シンチにおけるeZIS処理、Gaシンチにおける全身SPECT等も行っています。当院で施行されている主なRI検査は次の通りです。

  1. 骨シンチグラフィ
  2. ガリウムシンチグラフィ
  3. 心臓核医学検査
  4. 脳核医学検査
  5. 肺血流シンチ
  6. 腎シンチグラフィ
  7. 甲状腺シンチグラフィ
  8. 副腎シンチグラフィ
  9. その他(肝シンチ、唾液腺シンチ、メッケル憩室シンチ、出血シンチ、精巣シンチなど)

病診連携の一環として、地域医療機関さまから検査依頼がある場合、フリーダイアル患者支援センター直通(0120-86-4199)にお電話ください。(外来では施行できない検査もありますので、お電話にてご確認ください)

IVR

カテーテルと呼ばれる細い管を用いて、最小限の侵襲で、検査・治療を行う方法です。
例えば喀血や外傷による出血などでは、全身状態が悪く、手術に耐えられないような場合でも、出血している血管までカテーテルを挿入できれば、塞栓物質を注入することにより止血・治療が可能となる場合があります。塞栓物質のかわりに抗癌剤を注入(局所化学療法)すれば、副作用を減らして、治療効果を増すことも可能です。動脈硬化などで、血管が狭くなった(あるいは閉塞した)場合には、専用のカテーテル(あるいはステントと呼ばれる金属)で拡張、再開通させることもできるようになっています。
対象部位にもよりますが、かつては手術しか治療法のなかった血管病変でも侵襲性を低くおさえて治療することが可能となりつつあります。

放射線治療

放射線は悪性腫瘍の治療に対して有効な治療のひとつです。放射線治療の適応となる代表的な疾患を掲載します。

放射線治療の適用症例

脳腫瘍、頭頸部癌(口腔・咽頭・喉頭・上顎・耳下腺など)、肺癌、乳癌、食道癌、肝・胆・膵癌、直腸癌、肛門癌、子宮癌、前立腺癌、膀胱癌、悪性リンパ腫、皮膚癌、骨軟部腫瘍(原発性・難治性)など

※リニアックを利用した放射線治療における放射線種(X線・電子線等)及びエネルギーの選択は、放射線医学、放射線物理学、放射線生物学などの見地より、個々の症例に応じて最終的に医師の判断により決定されます。

スタッフ紹介

1-Dr松木裕一.jpg 医師名 松木 裕一
役職 部長
資格 日本医学放射線学会放射線診断専門医
日本医学放射線学会研修指導者
卒業年 H6卒
s-四元先生.jpg 医師名 四元 真司
役職 副部長
資格 日本医学放射線学会放射線診断専門医
日本インターベンショナルラジオロジー学会IVR専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
日本医学放射線学会研修指導者
卒業年 H11卒
医師名 渡邊 道子(非常勤医師)
資格 日本医学放射線学会放射線診断専門医
日本医師会認定産業医
検診マンモグラフィ読影認定医
卒業年 H12卒
医師名 四元 さちえ(非常勤医師)
資格 日本医学放射線学会放射線診断専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
卒業年 H14卒
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