第31回薬剤部会研究発表会を開催しました。
北九州総合病院 薬剤師 主任 小橋 亮
平成28年10月15日に、第31回北九州病院グループ薬剤部会研究発表会を北九州健診ビル5階大研修室で行いました。
今年は、会員発表と特別講演の2部構成となっており、会員発表は湯川病院と小倉病院からはポリファーマシーについて、古賀病院からは院内アンケートをもとに持参薬について、総合病院からは院内疑義照会について独自の取り組みを各病院発表していただきました。
特別講演は、社会医療法人緑盛会米盛病院の冨岡 譲二先生より「中毒診療をめぐるあれこれ~基礎から応用まで~」と題して、主に急性中毒が中心でしたが、この難解な内容をとても分かりやすく解説していただきました。
今回の研究発表会では、病院ごとに違った取り組みを知ることができ、参加者にとって今後の活動の参考になったことと思います。また、中毒は、救急診療だけでの事柄であるように感じられますが、調剤、病棟どちらにも関係している内容です。今後の業務にも役立てていきたいと思います。
参加者の声
北九州小倉病院 薬剤師 白石 麻里子
また、特別講演では普段聞くことのできない中毒診療についての話を聞き、今後薬剤師としてどのように中毒診療に関わっていけば良いのか考えさせられました。
北九州総合病院 薬剤師 永井 舞
今回の研究発表会を通して、他院における持参薬の運用やポリファーマシーへの取り組みなどの普段聞くことができない他院での活動について知ることができました。
また、冨岡先生の講演では、急性期中毒患者の診療や対処法、薬剤師の役割、そして薬毒物の特徴などさまざまな視点からの中毒診療について、興味深いお話を聞くことができました。今回学んだことを活かしていきたいと思います。
北九州湯川病院 薬剤師 坂本 杏奈
今回初めて研究発表会に参加しました。グループ内病院の持参薬管理や疑義照会などの取り組みについて話を聞くことができ、とても有意義な時間を過ごせました。
冨岡先生の中毒診療についての講義はとても分かりやすくて興味深かったです。