お知らせ

平成26年度リハビリテーション部門講演会を開催しました。

北九州病院グループ リハビリテーション部 部長 明吉 俊一(若杉病院 理学療法士)

reha_kouenkai.jpgのサムネール画像のサムネール画像  北九州病院グループリハビリテーション部門は、全病院を合わせると350人を抱え、看護部に次ぐ人員となり、病院における役割や影響度がますます増えてくるにつれて、教育と人材の育成が大変重要となってまいりました。  そこで、平成26年度は、従来行ってまいりました研修を大幅に見直し階層別研修と専門的研修にわけ企画開催をすることといたしました。

 今回の講演会は、これまで10月に開催をしておりました研究・研修大会に変わるものです。病院グループの研修会の中で唯一病院グループ他職種の方々、養成校の教務の先生がた、学生の皆さまにご参加いただける研修です。今回は、それぞれの部門より多数ご参加をいただき感謝しております。

 さて、今回は10月25日(土)に北九州芸術劇場 小劇場で2題講演を行いました。
 1題目は、医療事故防止とコミュニケーションについて、元九州大学病院医療安全管理部副部長 秋好 美代子先生です。当院においてリスクマネージャーをしている立場でもあり大変興味深い内容でした。特にインシデントの発生要因が確認不足であることやそれを解決する手段としてコミュニケーションスキルの紹介など病院に従事する職員にとって大変重要な示唆をしていただいたと思います。
 2題目は、サルコペニアの病態生理とリハビリテーション栄養の実践について、熊本リハビリテーション病院 医師 吉村 芳弘先生です。サルコペニアの定義から原因さらにスポーツと栄養さらに対策にいたるまで詳細に教えていただきました。高齢化の進む日本では、特に深刻な健康問題ととらえ身近な問題としてこれからの診療に役立てて行きたいと思います。

 これからも、皆さまにとって有意義な講演会となるよう企画開催をし、ご案内をさせていただく所存ですのでよろしくお願い申し上げます。

参加者の声

北九州中央病院 理学療法士 山本 真紀

 私は今回の講演会を通して、他職種連携、コミュニケーションの大切さを実感しました。  吉村先生の「サルコペニアの病態生理とリハ栄養の実際」では研究データやケースの紹介から、身体機能低下との関連性、あらゆるステージで予防・回復が可能なことを知りました。患者さまのADL能力・QOL向上のために運動と栄養の視点を忘れず、サルコペニアの原因を見逃さないようにしたいと思います。  秋好先生の「医療事故防止とコミュニケーション」ではノンテクニカルスキルがリスク回避には重要だが、期待傾聴や認知的固着などの人間の特性がそれを阻害すること、良好な人間関係が事故を防ぎ、事故の拡大を防ぐことを学びました。  知識や情報に差があると情報伝達のメンタルモデルにも差ができると思うので、しっかりと自己研鑽を積み、専門性の発揮と他職種連携による患者さまの支援、事故防止に努めたいと思います。研修に参加することができて良かったです。

北九州安部山公園病院 言語聴覚士 川野 志桜里

 今回の講演会に参加して、医療事故を防止するためにはテクニカルスキルを向上するだけではなく、ノンテクニカルスキルを向上していくことが大切であり、そのためにはコミュニケーションを十分に図ることが大切であると改めて感じました。
 また、スタッフ間でのコミュニケーションの図り方や情報伝達の方法などを学ぶことができました。今回学び得たものを今後十分に活かして医療事故防止に努めていきたいと思います。

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