第30回薬剤部会研究発表会を開催しました。
北九州津屋崎病院 薬剤師 主任 加藤 ひとみ

形式は昨年と同じくスモールグループディスカッションで、今回は「プレアボイドと疑義照会~プレアボイドを見逃さないために~」をテーマに選びました。
ディスカッションに先立ち、三萩野病院の稲田 喜久先生にスモールグループディスカッションについての特別講演を行っていただきました。
「結論は出なくてもよい。考えを共有すれば、問題はいずれ解決していく。」という言葉をいただき、ディスカッションに臨みました。
終了後には「グループ毎に異なった意見が出るのは風通しの良い病院である証拠。」との総評をいただき、始まる前の不安感が安堵感へと変わりました。
参加者の声

北九州総合病院 薬剤師 白土 彩乃
当院は電子カルテを使用しているため、患者情報を容易に収集できます。しかし、紙カルテの病院では、それが難しく、ポイントを決めて行う疑義照会や、他職種との連携を密にするなど、それぞれの病院の工夫されている内容について、ディスカッションを通して知ることができました。薬剤師としての経験が浅い私にとって様々な現場の話が聞け、とても勉強になりました。若杉病院 薬剤師 大窪 恭子
稲田喜久先生の講演は大変わかりやすく、且つすぐに取り組める内容でもあり、プレアボイドについての認識を改めさせられました。
SGDではそれぞれの院所の取り組みを知り、学ぶことがとても多かったです。電子カルテがなくてもできることはあるのだとわかりました。
北九州安部山公園病院 薬剤師 岡野 浩子
普段は関わることの少ないグループ内のいろいろな年代の薬剤師の方々と意見交換ができ、とても有意義な研修会でした。