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診療サポート部門

放射線治療(西棟1階、リニアック室)

放射線治療とは?

放射線は、無益な被ばくだと害でしかありません。しかし、適正な計画により、がんや腫瘍に限局して放射線を照射することで、正常組織をほぼ正常なまま残し、がん細胞のみを死滅させることができます。これが、放射線治療です。

当院では、リニアック装置による外部放射線治療を受けることができます。

放射線治療専門技師が1名在籍しています。

リニアック(Linear Accelerator:直線加速器)装置とは?

高エネルギーのX線あるいは電子線を発生させる機械です。

当院の機械では、強さの異なる2種類のX線と、6種類の電子線を出力することが可能です。

放射線治療の流れ

  1. 診察

    病変に対して放射線治療の適応があるとき、主治医より放射線科医へ紹介されます。

    放射線科医は、患者さんの診察を行い、放射線治療の効果と副作用について説明を行いますので、十分理解された上で『放射線治療の同意書』へ署名してください。

  2. 治療計画

    治療計画は、治療計画専用のCTシミュレータでCT画像を撮影することから始まります。

    このとき、体の体表にマジックで(+)印をつけますが、治療初日まで消えないようにご注意ください。

    CT撮影が終われば、当日の治療計画は終了です。この後、放射線科医により、治療計画装置で治療の具体的な照射方法が作成されます。

  3. 治療

    照射開始は、治療計画の翌日以降になります。

    毎日の照射は、放射線治療専属の放射線技師が担当します。

    治療初回時に、計画の照射野(DRR像)と実際の照射野が一致することを、リニアックグラフィを撮影することで確認します。

    確認ができたら、治療期間中にその目印となる特殊インクでの赤い(+)印を3ヶ所以上つけますので、治療期間が終わるまで、擦ったりして消さないようにしてください。

    治療の回数は、10回~35回まで治療の内容により決まっています。

    治療にかかる時間は、初回時が30分程度。2回目以降は10分程度になります。

  4. 経過観察

    治療期間中は、1週間に一度、診察を行います。

    また、放射線の効果および副作用は、治療期間が終了した後も継続して現れます。

    このため、治療期間終了1か月後、3か月後など、定期的に状態の変化を確認するために、受診していただきますので、予約日を忘れないようにしてください。

治療期間終了後の注意事項

  1. 感染への抵抗力が落ちている可能性がありますので、人ごみへの外出を避けてください。
  2. 治療期間中に付けた、赤い(+)印は、擦って消さないようにしてください。特に、照射部位であった場所は、皮膚の炎症が起きやすい状態になっていますので、治療期間中~治療期間終了後1カ月にかけて、擦らないようにしてください。

放射線治療の主な副作用について

  1. 放射線宿酔

    放射線治療開始直後~二週間くらいに現れる、吐き気やめまいといった症状で、放射線が身体になれていないことが原因と考えられます。

  2. 放射線皮膚炎

    照射部位の皮膚表面に現れる急性反応で、紅斑(日焼け直後のように、皮膚が真っ赤になります)、乾性落屑(皮膚がカサカサになり、痒みが生じます)、湿性落屑(皮膚に水ぶくれができ、ジュクジュクした状態になります)などの症状がでます。発症には個人差がありますので、痛みを伴った症状が出た場合は、放射線治療医へご相談ください。

  3. 放射線肺炎

    胸部の放射線治療により、治療期間終了後に肺炎を発症することがあります。治療期間終了後3か月くらいまでに、咳が止まらない、胸が痛む、熱が下がらない等の症状が続く場合には、主治医の先生を受診していただくようお願いいたします。

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